株式会社 新征テクニカルに ズームイン!

與那嶺社長に聞いた会社モノがたり

代表取締役社長  與那嶺 まり子(よなみね まりこ)さん

企業POINT

株式会社 新征テクニカルは、さまざまな産業機械の部品をつくる会社です。
部品の製作には「機械加工」と「溶接」の2つの作業が必要ですが、この作業は、別々の会社で行うことがほとんどです。ところが、新征テクニカルでは、材料調達から機械加工、溶接・検査・出荷と、部品製作の全工程を1 社で行うことができるのが大きな特徴です。

社名に「征」を入れた理由を教えてください!

以前は「新しく生まれる」で「新生製作所」でしたが、創業者である父が「新しい技術を征服していこう」という意図で「新征テクニカル」と変えました。

工場を豊中から尼崎へ移転されたんですね。

2004年、専務就任を機に豊中から工場を移転し、尼崎へ戻ってきました。ベテラン社員も予想以上に豊中から移ってきてくれて、尼崎では新しく若い人も入って。人と、その関わりが宝です!

日ごろ、社員に伝えていることを教えてください。

「失敗を恐れず、何でもトライしよう!」と従業員に言っています。間違うことはある。だから間違ってもええやん、また次トライしようと。失敗が成長の糧になるので叱りません。そうすると、成長しないと従業員も申し訳ないと思いますよね。社長に何言われるか分からんやん!って(笑)そういう人間関係をつくりながら、ものづくりをしています。

コミュニケーションをどのようにとっていますか?

自己紹介を定期的にします。みんなの知らない自分の過去現在未来、過去は生い立ち、現在は会社、未来はどうしたいかを議題にしたら意外とみんな語り合んですよ!コミュニケーションが必然的に生まれます。チームワークをよくするため、社長ではなく社員主体で、仕事の悩みやどう仕事を進めるか、課題を挙げて話し合ってみんなで共有することもありますね。

会社の目標を教えてください。

魅力的な鉄工所にすることです!機械に油を注ぎ、汚い油を取ってきれいに、という人の手のよさも大切にしながら、一方でロボットを導入してどんどん進化しています。ロボットは社員からの提案と人材不足解消で入れました。人が見に来たくなる魅力的な会社にしたいので、大手が見せないところまで見せて、見学者には見て触って体験してもらっています。

どんな高校時代でしたか?

市内全体から生徒が通ってくる尼崎産業高校(現・尼崎双星高校)で、いろんな刺激をもらいました。生徒会に入ったらさまざまな先輩に会えましたね。生徒会費の扱いや部活動の予算の振り分けなどは今の社長業にも生かされています。3年生になると、従業員を雇って商店をもったり、銀行業務で手形や小切手を振り出したり。就職メインの学校なので実践的な学習をしていました。

製造業 > 金属製品製造業

株式会社 新征テクニカル

加工と溶接の合わせ技で機械の心臓部をつくる

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