株式会社 特発三協製作所の ログ

高校生がバネ作りに挑戦!

企業POINT

株式会社 特発三協製作所が主に製作している薄板バネは、押さえる、抜けなくする、引っかけるなどの機能を持つ小さな金属部品で、自転車の変速機や自動車のモーターなど、身近なところで使われています。

本社工場へ行ってきました。

11月19日、高校生3名と尼崎市下坂部にある株式会社特発三協製作所の本社工場へ行ってきました。ウェルカムボードまであり、温かく歓迎していただきました!

パンフレットを見ながら会社説明

ここで主に製作されているのは「薄板バネ」。普段はあまり目につくところにはありませんが、車やパソコンなど様々な製品の中に組み込まれていて、精密部品としての重要な役割を担っています。

会議室でパンフレットを見ながら会社説明を受ける高校生
実際に手にする薄板バネは 想像していたよりも薄くてびっくり

工場内で仕事体験

手動プレス機を3台使って平らな薄板を曲げ、クリップを作ります。
最初はハンドルを“ほどよく”回すことができず苦戦しましたが、現場の方に丁寧にコツを教えてもらい、だんだん上手く曲げられるようになっていきました!

初めて触る手動プレス機に苦戦する高校生
3段階の工程で少しずつ曲がっていく薄板
ハンドルを “ほどよく” 回すのに苦戦
教えていただいた職人の方と笑顔で記念撮影

社長インタビュー

広い会議室で高校生から片谷社長へインタビュー

片谷社長へのインタビューでは、「年間どれぐらいの製品が作られていますか?」など様々な質問がある中、高校生らしいこんな会話も飛び交いました。

高校生:これから挑戦したいことは何ですか?
片谷社長:それは会社としてですか??
高校生:なんでもいいです!
片谷社長:ハハハ(笑)個人的にはGoProで海中撮影するためにダイビングしたいな。
高校生: YouTubeに上げたら伸びるかもしれませんね!
片谷社長:ハハハ!(笑)

高校生からインタビューを受ける片谷社長
高校生らしい質問につい笑顔がこぼれる

片谷社長から高校生へアドバイス

それは「小説をいっぱい読むと良い」。「小説1冊に漫画数冊分の情報が詰まっているほど、小説は1ページの情報量が多い。文章を読んで書かれている情景をイメージする『想像力』があると、しっかりと自分で物事を考えて仕事ができる人になれる」ということでした。
今回の訪問は高校生にとって、本当に良い経験になったようです。
株式会社特発三協製作所の皆さん、ありがとうございました!

片谷社長と百合学院高等学校の生徒3名

高校生の感想

「従業員には サービス業のように人対人の関わりが得意な人よりも、手に職をつけて自分でものを作り上げたいという人が多い」、というのが良いなと思った。

A.K

薄板を加工する機械(マルチフォーミングマシン)は1台で2000万円から3000万円もするらしい。マンションが買えるほどで驚いた。社長はスキーの時自撮り棒で撮影したり、今はGoProで海中撮影をしたいらしい。YouTubeに上げたら伸びるかも!

M.T

製品は試作から売りに出されるまでの期間が約1週間と聞いて、すごく早いと思った。 試作の段階で何度も作り直されて1か月ぐらいで売り出されると思っていた。 体験させてもらったハンドプレスは力の入れ具合が難しかった。

かげ

ライター:インターン・高橋

製造業 > 金属製品製造業

株式会社 特発三協製作所

開発から量産まで行うバネ業界のオールラウンダー

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