Sago New Material Guitarsに ズームイン!
高山代表に聞いた会社モノがたり
企業POINT
Sago New Material Guitarsは、エレキギター・エレキベースをフルオーダーで製造する会社です。フルオーダーとは、デザインから素材まで、お客様の要望に合わせ、世界に一本だけのギター・ベースをつくることです。そのため、まずはお客様がつくりたいギターのイメージを共有することから始めます。
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創業時のビジョンを教えてください。
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元々バンドマンで、ギターを弾いたり、自分で楽器を組み立てたりもしていました。「今までにない新しい楽器をつくりたい」と思い、29歳で創業しました。
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世界初の技術について教えてください。
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湿気などに強くなる木材処理技術「サーモウッド」を、初めてギター製作に導入しました。東京のイベントで展示したことをきっかけに、サーモウッド処理のギターは世界中に広まりました。
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仕事でこだわっていることは何ですか?
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楽器はミュージシャンが自己表現するための道具。最高のパフォーマンスをしてもらいたい。手に取るとテンションが上がり、素晴らしいパフォーマンスができる「最高に使える道具」をつくることにこだわっています。つくり手が考える「最高のギター」が完成しても、それを「いい!」と言ってくれるミュージシャンがいなければ認められないですしね。
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新しい楽器製作の発想はどこから来るんですか?
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異業種の技術に目を向け、「その技法をギター用にアレンジしたら面白いかも」と挑戦することで、新しい発想が生まれます。例えば、現在取り入れている「ラップ塗装」は、元々車の塗装技術。「何度も重ね塗りして削って色を出して…」と、ギターに応用できるよう試行錯誤しました。「これをやったらカッコいい」と思うことを世に出す勇気が大事ですね。
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立ち上げ当初、大変だったことは何ですか?
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はじめは、仕事を「安請け合い」してしまって大変でした。納期に間に合わせるため、毎日眠れず「もうしんどい、やめたい」と思ったこともありましたね。でも、そんなときに限って有名なバンドがうちのギターを使ってくれたり、周りの人がすごく応援してくれたり…。そういった積み重ねのおかげで会社が続いています。
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どんな人にギターを届けたいですか?
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若い子にもっとうちの楽器を使ってもらって、「新しい音楽・新しい感動」をどんどん生み出してほしいと思っています。TikTokなどのSNSからうちのギターを使うバンドがバズって、楽器をやってない人にも「楽器ってかっこいい!」と思ってもらえたら嬉しいです。若い世代から「ちやほやされたい」という気持ちも少しあります(笑)