有限会社 中野製作所は、プラスチックの原材料である樹脂を加工し、精密部品の試作と量産の両方を行うことができる会社です。試作とは、お客様から「こういうものをつくってほしい」と相談を受け、今までにない部品を１からつくることです。

樹脂を削る「旋盤」や「マシニングセンタ」、「３Dプリンター」など多種多様な機械をそろえており、提案から納品までお客様が求める部品試作のあらゆる工程を社内で完結できます。また、量産体制も備えており、同じものをたくさんつくることもできます。

樹脂は、加工しやすく汎用性が高いという性質を持ち、さまざまな場面に用いられています。例えばここでつくった部品は、コピー機、つり銭機、かくはん機（液体と液体、液体と固体を均一に混ぜ合わせる機械）などの部品として幅広く採用されています。

現在力を入れているオリジナルの新商品「TOYチャック」は、ファスナーの引き手に付ける着脱可能な樹脂製の丸いパーツで、ファスナーを好みのデザインに装飾できるこれまでにない商品。「ユニークなアイデア」として、「第4回あまがさきビジネスプランコンテスト」で準グランプリも受賞しました。この商品を武器に、新たな市場開拓を目指しています。